具沢山な豚汁をメインで治療食になる?糖尿病、腎臓病の方が気をつけるべきことは?

豚汁 治療食

我が家で人気の豚汁は、1度で大量に作って2日間くらい食べています。だけど豚汁って、おいしいけど具沢山にしようとすると、案外切り込みが多くて大変なメニューですよね…。今回、メインにする気はなかったのですが、切り込みの段階で疲れてしまったのでメインにすることにしました(^^;)

具沢山豚汁

メニュー
・ごはん150g
・豚汁271g(具材171g、汁100g)
・エビナゲット70g
・野菜サラダ112g (ゴマドレッシング10g)
・みかん50g

エネルギー(kcal)たんぱく質(g)炭水化物(g)脂質(g)塩分(g)
61021.292.516.72.1

糖尿病食にするならどんな工夫をする?

豚汁

・豚汁
 →里芋などの糖質の多い食材を除く
・エビナゲット
 →半分の量&マヨネーズは除く
・みかん
 →食べない

エネルギー(kcal)炭水化物(g)脂質(g)塩分(g)
562(ー48kcal)78.6 (ー13.9g)16.1 (ー0.6g)2.0(ー0.1g)

ポイント1:どの食材に多く炭水化物が含まれているか知っておくことが大切です。写真で見ただけでは分かりませんが、エビナゲットには小麦粉と片栗粉を多めに使用しているため、炭水化物の量が多い料理となりました。また、油で揚げています。料理の中身を聞くと、この料理を減らすことで炭水化物も脂質もグッと減らすことができると予想できると思います。
ポイント2:今回の献立は、野菜を大量に使用しているため炭水化物量が増えてしましました。しかし、野菜に含まれる炭水化物はほとんど食物繊維に分類されるため糖質としてカウントはしなくていいと思います。しかし、豚汁に使用される里芋や味噌の量に気にかけることは大切です。
ポイント3:炭水化物の数値がどうしても気になる方もおられる方のために、みかんを減らすことで炭水化物の数値を落としましたが、ポイント2でも書いている通り、今回のメニューは野菜が多く使われているためそれほど炭水化物の量は気にしなくても良いと思います。

腎臓病食にするならどんな工夫をする?

豚汁

・ごはん150g
→低たんぱく米180gへ変更
・エビナゲット
 →半量へ減らす
・みかん
 →1/2個から1個へ増やす

エネルギー(kcal)たんぱく質(g)塩分(g)
619(+9kcal)14.9 (ー6.3g)1.9 (ー0.2g)

ポイント1:エビは高たんぱく質な食材です。これは頭に入れておき、最初に注目してほしい料理です!腎臓病食でエビの使用は1食あたり15〜20gまでが理想です。中くらいのブラックタイガー1尾くらいがその量です。
ポイント2:エビナゲットを減らしたことでたんぱく質と脂質が減り、エネルギーまで減ってしまったため、主食の量とみかん(炭水化物)を増やしてエネルギーUPさせます。
ポイント3:今回は副菜がシンプルかつ、味付けもほとんどない料理であったため、塩分の多い豚汁をたくさん食べることができました。他のメイン料理があり、味付けもしっかりしている料理との組み合わせだった場合は、お椀を小さくして量を減らしたり、汁を飲まないなどの工夫は必要になってくるかと思います。
ポイント4:エネルギーは落とし過ぎないこと。

料理の分量紹介

豚汁

〈豚汁/2人分〉
豚小こま肉40g・玉ねぎ25g・大根80g・人参50g・干し椎茸2g・里芋60g・こんにゃく20g・ごぼう50g・おろし生姜3g・ねぎ3g・味噌22g・ごま油2g・水適宜

◎最初にごま油でおろし生姜を炒めて香りを出します。その後、豚肉、野菜を炒めてから水を入れ、柔らかくなるまで煮ます。その後、味噌を溶いて完成です。出汁に干し椎茸の戻し汁を入れています!

エビナゲット

<エビナゲット/2人分>
むきエビ60g・玉ねぎ13g・水切り豆腐50g・小麦粉9g・片栗粉9g・塩0.4g・こしょう少々・揚油適宜

◎微塵切りにしたエビと玉ねぎを豆腐、調味料でこねます。こねたら少なめの油で揚げて(揚げ焼き?)完成です。上記の分量ですと、薄味ですが、エビの風味がよく美味しく食べられますよ。


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