「ココアは生理痛に良いのに、チョコは悪い」は本当?理屈を整理してみた。

ココア

こんにちは。私は、幼い子供2人を子育て中の病院管理栄養士 Mori(33)です。

今回のテーマは「生理痛対策」

生理痛対策といえば、生姜大豆製品など様々な食品で効果的だと聞いたことがあると思います。

実は、ココアも生理痛を和らげる効果のある食品の一つと言われています。

SNSなどでたまに「ココアは生理痛にいいけど、チョコは悪いの?」という疑問の声を見かけます。

でも原料はどちらも“カカオ”

なぜそんなに違いになるのでしょうか?

そんな疑問にも応えつつ、記事を作成しています。

この記事でわかることは以下のことです。

※この記事での“ココア”甘くない“純ココア(=ピュアココア)“のことをさしています。

私がしている生理痛対策

Moriの話ではありますが、出産をするまでは生理痛を経験したことはほとんどありませんでした。

これまで生理痛で学校や仕事を休む人を見たことがありますが、あまり理解できませんでした。

しかし、出産を機に身体?体質?が変わったのか、生理痛を感じるように。

ほんとに痛いんだなぁ…と、関心してしまうほど。(笑)

生理痛があると、何にもやる気が起きませんよね。

ということで、管理栄養士の私が生理痛対策として実践していることを軽く紹介します。

2つあります。

1つは、水(常温)をいつもより多めに飲むこと。

2つ目はココアを飲むこと。

です。

水を飲むこと

水を飲むことのメリットは、

  • 血流を良くする
  • 冷え予防

生理が始まると、ホルモンバランスの変化や経血の排出により水分不足に陥りやすくなります。

水分不足になると血液がドロドロになり、血流が悪化。

結果、老廃物の排出がスムーズでなくなり痛みの悪循環になります。

本来は、生理痛には身体を温めることも大切で“白湯”が良いとされています。

水道水やペットボトルなどからコップに注いですぐ飲むことができるので私は常温を飲んでいます。

ココアを飲むこと

ココアには、身体に嬉しい栄養素やミネラルが豊富に含まれており、

生理痛対策以外にも、貧血対策にもなると言われています。

下で詳しく説明していきます。

ココアと貧血に関する記事も作成しています。ぜひ読んでみてください。↓

貧血に純ココア?意外と知らない改善法と簡単レシピまで徹底解説
私は、幼い子供2人を子育て中の病院管理栄養士 Mori(33)です。ここでは「忙しい30代からの、簡単・美味しい、でも病気予防になる!」をコンセプトに私の日々の食事を例に献立の組み合わせ方や調味料などを紹介しています。コンセプトの『簡単』は…

「ココアが生理痛にいい」といわれる理由

それではさっそく、ココアについて説明していきます。

世間でココアが生理痛にいいと言われている理由は大きく分けて2つです。

  • ココアにはマグネシウムが豊富に含まれているから
  • ココアを温かい飲み物として飲むから

マグネシウムが含まれているから

ココアには、マグネシウムが豊富に含まれています。

マグネシウムには、

  • 筋肉の過度な収縮を抑える働き
  • 神経の興奮を抑える働き

がありあます。

そのため、

  • 過度な子宮の収縮を抑えて痛みを軽減させてくれる
  • 自律神経が整い、リラックス効果

の方向に働くと言われています。

温かい飲み物として飲まれるから

本来、生理痛を和らげるには、

「身体を温めて血行を良くすること」が効果的と言われています。

また、ココアに含まれる

  • カカオポリフェノール
  • テオブロミン

という成分に血管拡張作用の効果もあるとされています。

結果、

血管拡張作用のあるココアを温かくして飲む = 血流がよくなり、生理痛の改善

本当にチョコレートは悪いのか

ここで誤解されやすいのですが、

チョコレート自体が悪い、という話ではありません。

問題になりやすいのは、

砂糖や脂質の多い市販の甘いチョコ」です。

市販で売られている多くのチョコレートは

  • 砂糖たっぷり
  • 脂質たっぷり
  • 食べ過ぎる

という特徴があると思います。

砂糖(甘いもの)の摂りすぎ
→高血糖状態となり、血管内の大量の糖により血液がドロドロに。血流が悪くなる。

脂質の摂りすぎ
→痛みの原因プロスタグランジンの生成を促し、血流を滞らせて生理痛を悪化させてしまう。

つまり上記の考えでいくと、「チョコが悪い」というよりは“砂糖や脂質の多いものを大量に食べると、生理痛がつらくなる人がいる”に近い話だったんですね。

ココアとチョコの違い

ココアとチョコレートの違いを簡単にいうと、、

どちらも“カカオ”由来だけど、“配合違い”の食べ物です。

  • ココア
    → カカオから脂肪分(ココアバター)を減らした粉
  • チョコレート
    → カカオに砂糖や脂質を加えて食べやすくしたもの

製造工程も調べてみました。

工程ココアチョコレート
1カカオ豆を用意するカカオ豆を用意する
2豆を砕いて皮など取り除く(カカオニブができる)豆などを砕いて取り除く(カカオニブができる)
3カカオニブを炒るカカオニブを炒る
4炒ったカカオニブをすりつぶす(カカオマスができる)炒ったカカオニブをすりつぶす(カカオマスができる)
5カカオマスからココアバター(脂肪分)を取り除く
6粉砕機でパウダー状にするカカオマスに砂糖、ミルク、ココアバター混ぜる
7包装する機械を使って練り上げ、なめらかにする
8出荷型に流し込み、振動を与え、気泡を除く
9冷却して型抜きをする
10包装する
11一定期間、倉庫の中で熟成させる
12出荷

結局、何を選択する?

ココアなら→ 純ココア(砂糖なし)

チョコなら→ 高カカオチョコ(カカオ70%以上)

を選択すると、生理痛を和らげるために同じ効果があるのではないでしょうか。

量の目安は?

一般的には、

  • 高カカオチョコ:1日20〜30g程度
  • 純ココア:1日5〜10g程度

が、現実的な目安と言われています。

※医学的に厳密な推奨量ではありません。

ココアも摂りすぎは注意

  • 少量のカフェインが含まれている
    →眠りが浅くなる
  • 胃腸への負担
    →胃もたれ、お腹がゆるくなる恐れあり
  • シュウ酸の摂りすぎになる
    →腎結石になるリスクあり

分かっていても甘いものを食べたくなったとき

私の場合ですが、我慢せずに、まずは食べちゃいます。

だけど、食べた後は水をできるだけ多くとるように心がけています。

そうすることで、体内の糖の濃度を下げ、代謝を促すことができるからです。

もちろん、食べたくない人はそのもの自体を視界からなくす(用意しない・買わない)という方法もあります。

こう言った方法を刺激統制といって立派な対策になりますよ。

生理痛に効果あるココアの飲みかた

生姜は、体を温める食材としてよく知られています。

今回は、生理痛対策としてよく紹介される

「ココア×生姜」のレシピを紹介します。

ココア×生姜

材料
・純ココア 大さじ1(5g)
・生姜 小さじ1(5g)
・お湯 200ml

用意するもの
・ティーカップ
・混ぜやすいスプーン

手順

1.材料を軽量します。

2.カップに純ココアを入れ、少量のお湯でよく練ります。

3.残りのお湯を注いでよく混ぜます。

4.よく溶けたココアにすりおろした生姜を加えます。

5.完成です!

見た目は普通のココアと変わりません(^^)

※甘さが欲しい方は、はちみつやオリゴ糖を加えてもいいでしょう。
入れすぎは糖分の摂りすぎにつながるため、ティースプーン2杯までにしましょう。

喉にピリッと下、程よい辛さがあってとっても美味しいです!
ぜひ、試してみてください。

まとめ

「生理痛にココアは良くて、チョコは悪い」は単純化しすぎていると思います。

ポイントを下にまとめました。

  • ココアはマグネシウムやテオブロミンを多く含むため、生理痛対策に効果的と言える
  • チョコレートは全面的NGではない。高カカオチョコレートなら効果的(かも?)
  • 生理痛対策には「体を温める」などの基本も大切

とはいえ、生理中は無理に我慢しすぎず、甘いものが好きであれば甘いココアやチョコレートを適量取り入れて自分を労ることも大切だと思います。

参考文献

 ・「食料の百科事典」          著者 五十嵐侑ら
 ・「基礎栄養学」            著者
 ・「CHOCOLATE;the DRINK」 著者 株式会社 明治
 ・「病気にならない!生姜ココア健康法」 著者 平柳 要

この記事を書いた人
Mori

病院管理栄養士のMoriと申します。
家事に育児に仕事、忙しい30代を送っております。
なんとなく体が20代だったときとは違うなと感じ始めています。
子育てに遊びに、、遊び、、まだまだ楽しみたいです!笑
忙しくても簡単にできる食事からの病気予防を考えています!

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